Masato Hiroseのエージェント黙示録

転職、キャリア、いかにして良い人生を送るのか。他人の仕事を仲介する立場から考えます。

発信の意義とは何なのか -感情的価値について-

昨今、パーソナルブランディングは一種のbuzzwordです。

SNSでの発信が思わぬ機会を運んできて…なんて事例がネットニュースを駆け巡っています。さて、ブランドには機能的価値、感情的価値の大きく二つがあります(その解説は以下に詳しいです)

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ブランディングを語る資格はありませんが、私自身はこの感情的価値、がこれからの時代とても大切なキーワードになるのではと思っています。

そのきっかけをくれたのが意外や意外、アンダーアーマーのProject Rockでした(トレーニング好きの極端な例ですが…)

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なんとも熱い1分間…

この60秒で、彼のトレーニング哲学、生き方の美学がひしひしと伝わり、私は一瞬でRock様のファンに。そして今ではトレーニングギアはすべてProject Rockです。これってすごいことではないでしょうか?

ろくにRock様の映画も見たことない、偶然ジムウェアを探していた消費者を、彼の考え方や哲学が一気に魅力の渦に引き込むのです。なんなら映画も見始める始末。

映画の出来がどうだろうが、彼そのものが好きなので、ついていくわけです。

 

偶然出会った一つの動画が人をinspireし、この人を応援したいと思わせる。

私は、これがなんてことのない一般人でも当てはまるのではと思ったのです。

 

SNS、特にLinkeinでの発信を始めて得た機会としては、

・国を超えたビジネスプロフェッショナルとの対話の機会

・ビジネス上のメンターと呼べる優秀な人たちとの出会い

・オンラインでのイベントの参加や勉強会などのつながり構築

こんな形で一人のビジネスパーソンとして視野を広げる多くのきっかけを得ています。

 

そんなこと言われても発信する内容がないし…

という方も多いのですが、それは私だって一生懸命探しています。

ただ、一つ言えることは、専門性が完成するのを待たずして、実際に発信することで見えてくることも多いのではないでしょうか?

発信することでその分野のスペシャリストが教えてくれたり、同じ興味を持った仲間ができたり、輪が広がっていくのだと、1年くらいオンライン上の発信を継続して感じています。

 

発信のきっかけは、仕事上で思っていることや、違和感を覚えていることでも、なんでもいいんです。思いが乗ることで、冒頭の感情的価値につながるのかなと。その中で誰かが応援してくれるようになったら、それは嬉しいことではないでしょうか?

 

個人にリーチしやすい時代だからこそ、発信することがキャリアの広がりにつながります。難しく考えず、肩の力を抜いて、楽しんでやるのがいいのかもしれませんね。