Masato Hiroseのエージェント黙示録

転職、キャリア、いかにして良い人生を送るのか。他人の仕事を仲介する立場から考えます。

【Fitness Log】筋トレ再開後4か月の結果報告

今回はトレーニング再開から4ヶ月の結果を報告する。フィットネスインフルエンサー的なキラキラした話はない。あくまで仕事に育児に奮闘する一般人が、限られた時間内で趣味を楽しむ、という極めてありふれたストーリーである。ただ、成果が出ていることは誇りたい。

「忙しい」を一つ一つ分解して優先順位を決めて取り組めば、限られた時間でも結果が出る。
当たり前だが、この当たり前を体験を通して学べたことは良かったし、何より育児と仕事もバランス良くできていることは評価したい。

さて、この4ヶ月の数値的な動きは、
4月66kg→8月現在73kg(+7kg)

結果、子供の誕生前、昨年の11月末くらいの体重とサイズに戻った。

「戻る」というと進歩がないよう聞こえるが、仕事上は管理職に、私生活では父親に。そうした人生の新たなステージに立ち、公私共にタスクが増えている中においても以前と同様、もしくは少しのサイズアップができたことは自信になった。

今回留意していたのは以下の3点である。
・高重量を扱う
・1日体重×2gのタンパク質摂取
・とにかく食べる=カロリー収支の黒字化

いたってシンプルなバルクアップ戦略である。しかしこれだけで体は変わるのは間違いない。筋トレセオリーの定番はやはり裏切らない。

今後を考えると、未踏の体重75kgを超えて、更に扱える重量を増やすことでbreakthroughが生まれると思っている。「戻った」から次のステージに進むにはやはり新しいアプローチが必要で、ただ私は時間的にジムの頻度は増やせない。そうなるとできるのは、まだまだ「恐れずに食え」である。

レーニング面ではどうか。
ここは今週から2分割メニューを取り入れている。
従来、胸・背中・下半身の3分割だったが、これでは忙しい時や子供が寝ない時、ふとした体調不良の際など、部位に頻度の差が出てしまう。やはり前のトレーニングから1週間以上空くと精神的にも焦りが出てくるし、ジムに来る回数は増やせないので、今回は分割数を減らすことで各部位のトレーニング頻度を増やすことにした。

※先週の空白はワクチン2回目の副反応に回復を要したためで、この空白期間に結構不安を覚えたりする。今回は運動しない期間も食べることだけは続けたのでサイズは落ちず、また食べることで回復も早かったと思われる。

ちなみに最近同じチームに入社頂いたトレーニングフリークの同僚曰く、
・高重量への挑戦が大切
・一部位は1週間に1度でも十分。
・忙しいビジネスパーソンであれば各部位2種目程度でもよい

極端な話、週に2回、1時間ずつのトレーニングでも変化は起こせるようなのだが、私はまだフォームや食事など趣味トレーニーの域を出ないので、まずは週3回のジムを目安に結果を見ていく。

ただ、少しセットや回数をこなすことが目的になりつつあったところを、種目を減らして一つ一つ丁寧に行う=量より質的なアプローチに変更してみようと思う。

前職の上司がよく手段を目的化するなと言っていたが、トレーニングにおいては成長しない焦りが迷いを呼び、迷宮入りして歩みと思考を止めると「なんとなく今の状態を継続する」というアプローチになりがちかもしれない。
まあ、常にagileに、flexibleに、はトレーニングにおいても必要なマインドセットなのだろう。

ざっと今はこんな感じである。
次は10月くらいを目処に76kg、気持ちが乗ったら80kgくらいを目指して、落ち着き次第減量にチャレンジしてみたい。

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英語学習備忘録:Bizmates Programを完遂しました

人材紹介業って英語使わないでしょ?

否、意外と使うんです。

特に外資系を担当していると、英語が役に立つ場面が結構多かったりします。私も毎日必ずinputでもoutputでも使いますし、今はAPACが中心ですが、私が担当しているほとんどの求人は海外の方から直接受注しています。こうしたこともあって、この業界は外国籍のリクルーターさんも沢山活躍されています。

 

ただ、こと日本人においてはバイリンガルが本当に少ないようで、この仕事を始めて英語を学び直した私でも「Masatoさん、あんたなかなか頼りになるね」と、海外のお客様からは意外と重宝されます。従って、私も健気に4年半学習と実践を繰り返しているわけです。

で、前置きはいいから、Bizmatesってのはどうなんだい?

結論、おすすめです。恐らくプログラム自体は海外大を卒業されたような方や大人になって英語でMBAを取られた方などからすると物足りませんが、

  • 講師の質が比較的安定している
  • ビジネス系の話題に特化しているので社会人は話しやすい
  • 毎日25分は程よい長さ。毎日50分を3か月やってたこともありますが辛いです…
  • 1日1クレジットで繰り越せない仕組み。無駄にしないよう頑張ることができる。
  • シストレッスンなど受講者の状況に合わせたレッスンが可能

インターネットというのは怖いもので、社名を検索すると求人情報なんかが出てきてしまうわけですが、Bizmatesは講師にも最低3年以上のwork experienceを求めているので、やはり講師の方もビジネス的な感覚はお持ちです。他のオンライン英会話も一回無料体験をやったことがありますが、職務経験がなく、なんなら英語も自分と同じレベルくらいの講師が出てきて一瞬で辞めた苦い思い出があります。Bizmatesは時折本当に仕事ができる方がいるのでそれもまた面白かったですね。

 

私は会社の英語学習支援で去年10月から受けていて、数日前にコアプログラムを終了しました。Level1-Level5まであって、各A-Eまでのランクがあります(Level 1 RankAみたいな感じ。各ランク20レッスンまで)Level3からスタートしたので、2020年10月1日から、300レッスンをクリアしてきたようです。 

レベル、ランクアップや、受講証明書に受講率も出すことができ、数値的な管理もしやすいので、 ゲーム感覚で進めていけるのは楽しかったです。

 

一方で、コアプログラムを終了した後の「次どうしよう」感は拭えず、更に高いレベルのレッスンがあると、モチベーションも維持できると思いました。Assist Lessonは面接、プレゼン、レポートなどの添削もやっているようですが、私はある程度「なんちゃって英語」でなんとかなっているので、わざわざそのためにレッスンクレジットを使うのが若干気が引けました。

 

総評

とはいえやっぱりおすすめで、私のように社内公用語が日本語であると、英語を話す機会を毎日作るのは大変なので、毎日25分を約10か月継続すると伸びている実感はあります。また、英語講師という何の利害関係もない方々と会話するからこそ、自分の考えをオープンに、率直に表現する機会としても私にとっては有効でした。

興味ある方はぜひやってみては?

www.bizmates.jp

 

さて、私は次もまた会社支援でGabaとHarvard Business School onlineのSelf-Pacedのコースを受講する予定です。こちらもまた適宜レビューしていこうと思います。

【ミドル-シニアの転職】50代 日系企業⇒外資系日本法人Country Manager

今の会社に残ることの方が転職をするより不自然です

先日私がサポートをさせて頂いた50代の方が、会話の中でごく自然に呟いた一言です。

ややもすれば聞き逃すくらい、サラッと言われましたが、私の中ではとても印象に残りました。

 

その方はとある有名な日系企業1社で勤め上げられ、海外法人や関連会社の経営など、責任あるポジションを経験した方でした。

 

同じ会社で約30年も勤められ、こんなに華々しい経験をされてこられたのに、なぜ転職を考えられているのか?

その問いに対する答えが、冒頭のごく自然に言われた一言です。

 

少し背景をうかがってみると、コロナ禍に突入して、自分のポジションがなくなってしまった。現在の業務は全くの未経験で専門性もないし、今の会社に残ることの方が0からキャリアを築いていくに等しい。だから、転職はとても自然な選択なのだと。

 

結論を申し上げると、その方は私が担当している外資系企業の日本法人のCountry Managerとしてオファーを頂き、ありがたいことに受諾頂くことができました。

面接をしていただいた本国のエグゼクティブからの評価も高く、私を信頼して私だけにこのプロジェクトを任せてくれたクライアントにも報いることができたかなと、個人的にも非常に嬉しい仕事でした。

 

一方、この冒頭の一言からは、今後同じようなケースが出てくることを予感させる節があります。この方も、転職市場における自分の希望に沿う求人の少なさにはだいぶ驚かれていましたし、転職を考えられている同僚の方も同じように思われているようです。

 

明日ポジションがなくなったとき、あなたはどうしますか?

人それぞれ危機感の度合いは違うと思いますが、就職すれば安泰とされてきた企業も早期退職を実施したりと、終身雇用も崩れ気味ですし、日本の雇用の状況も大きく変わってきていますね。

news.yahoo.co.jp

私も日々業務の中で、40-50代で早期退職に応募されている方や、今回のようにご自身のポジションがクローズしてしまった方とお話することがあります。

絶対的な正解はないのですが、一つ言えるのは、できる限り早く動き始めることでリスクは抑えることができます。

一例ですが:

・人材紹介会社と接点を持っておく

・Linkedinや求人サイトで募集要項を見ておく

※特にLinkedinは自分の類似プロファイルを見ることで過去の成功事例を垣間見ることができるので面白いです。

職務経歴書を書いたり、自分の経験、スキル、実績を言語化しておく

 

私自身も気を付けていますが、日ごろから外の機会にアンテナを張っておくことは大切です。基本的に人は比較して物事を判断することが多いですが、外部機会を知ることで今の良さも知ることができるかもしれません。

 

転職活動はある意味売り込みです。自分をどのように商品化するか、どの市場に出るべきなのか、需要があるのかは考えておいてもよいかもしれません。市場を知るには客観的な目線も必要ですから、紹介会社や実際に転職をされた方の体験談も役立つでしょう。

 

少し概論的なところに反れてしまいましたが、ミドル-シニアのこうした事例は増えていきそうです。

発信の意義とは何なのか -感情的価値について-

昨今、パーソナルブランディングは一種のbuzzwordです。

SNSでの発信が思わぬ機会を運んできて…なんて事例がネットニュースを駆け巡っています。さて、ブランドには機能的価値、感情的価値の大きく二つがあります(その解説は以下に詳しいです)

www.marketing-intelligence.jp

 

ブランディングを語る資格はありませんが、私自身はこの感情的価値、がこれからの時代とても大切なキーワードになるのではと思っています。

そのきっかけをくれたのが意外や意外、アンダーアーマーのProject Rockでした(トレーニング好きの極端な例ですが…)

www.youtube.com

なんとも熱い1分間…

この60秒で、彼のトレーニング哲学、生き方の美学がひしひしと伝わり、私は一瞬でRock様のファンに。そして今ではトレーニングギアはすべてProject Rockです。これってすごいことではないでしょうか?

ろくにRock様の映画も見たことない、偶然ジムウェアを探していた消費者を、彼の考え方や哲学が一気に魅力の渦に引き込むのです。なんなら映画も見始める始末。

映画の出来がどうだろうが、彼そのものが好きなので、ついていくわけです。

 

偶然出会った一つの動画が人をinspireし、この人を応援したいと思わせる。

私は、これがなんてことのない一般人でも当てはまるのではと思ったのです。

 

SNS、特にLinkeinでの発信を始めて得た機会としては、

・国を超えたビジネスプロフェッショナルとの対話の機会

・ビジネス上のメンターと呼べる優秀な人たちとの出会い

・オンラインでのイベントの参加や勉強会などのつながり構築

こんな形で一人のビジネスパーソンとして視野を広げる多くのきっかけを得ています。

 

そんなこと言われても発信する内容がないし…

という方も多いのですが、それは私だって一生懸命探しています。

ただ、一つ言えることは、専門性が完成するのを待たずして、実際に発信することで見えてくることも多いのではないでしょうか?

発信することでその分野のスペシャリストが教えてくれたり、同じ興味を持った仲間ができたり、輪が広がっていくのだと、1年くらいオンライン上の発信を継続して感じています。

 

発信のきっかけは、仕事上で思っていることや、違和感を覚えていることでも、なんでもいいんです。思いが乗ることで、冒頭の感情的価値につながるのかなと。その中で誰かが応援してくれるようになったら、それは嬉しいことではないでしょうか?

 

個人にリーチしやすい時代だからこそ、発信することがキャリアの広がりにつながります。難しく考えず、肩の力を抜いて、楽しんでやるのがいいのかもしれませんね。

ブログ開始のお知らせ!

今さらブログですか?

と言われそうですがスタートすることにしました。実はブログは15年前、高校の時に組んでいたバンドでやってまして、当時はそれなりにPVもあったんです。今やもうそのサービスもないし、ページもありませんが、私のアウトプット初体験はブログでした。

 

で、なぜ今またブログなのか。

まず一つアウトプットの寿命です。ブログは蓄積が目に見えやすいのかなと。

以下、2010年の記事ですが私がTwitterを試した時の所感とほぼ一致します。

netafull.net

・いかにシンプルで共感を呼ぶ/共有しやすいツイートをするか。

インフルエンサーとのコミュニケーションを増やしてexposureを増やしてもらうか

このあたりがTwitter初心者には大事だろうなというのがやってみた所感です。

Twitterはじめ他SNSは投稿のサイクルが早く、結構なコミットメントも要りますし、次から次へとタイムラインが新たな投稿で溢れていきます。

 

私がメインで使っているSNSは職業柄Linkedinで、まさにLinkedinのアウトプットで得た貴重な出会いがきっかけで今回ブログを始めることになったのですが、こちらも投稿が埋もれていくという意味では同様であると感じています。 

始める上でnoteなども検討しましたが、noteはtwitterとの相性が良いイメージ。レンタルサーバーにコストをかけてwordpressというより実験的に始めたいところもあるので、初心者でもアクセスが集めやすいと評判のはてなブログをチョイスしました。

また、少し個人としての発信の色を強めたかったので、ブログが適切に思われました。

経緯はわかりましたが何を発信するんですか?

 

転職という切り口で人様のキャリアに携わる仕事をしていますので、勿論「キャリア」そして「転職」。どのようにキャリアを積んでいくべきか、実際に転職支援の現場で起こっている事例を書ける範囲で書く予定です。特に外資系、ミドルーシニアの転職については日々関わっているため、情報の取り扱いに十分注意したうえで発信しようかと。

 

また、キャリア=生き方、より良い人生につながると考えていますので、仕事を通じてどのように人生を良くしていくか、充実していくか=well-beingについても発信していきます。これは自分のライフワークである筋トレやフィットネスも含む予定です。

 

最後、私は人材紹介という仕事を通して日本のグローバル化や世界の中での立ち位置の向上に貢献したいと思っています。なので、グローバル化、世界で通用する人材になるためにはどうしたらよいかという観点も加えていきます。

 

まとめると、大体以下3点になりますね。

①キャリア、転職

②well-being

③日本のグローバル化

 

個人の発信が影響力を持ち、新しい機会をもたらしてくれるこの時代。

私が日々当たり前に目にしていることが誰かの役に立つと信じて、発信をスタートします。是非温かい目で見守ってくれると嬉しいです。